サンタクロース 慧一之水
日曜日の夜のこと・・・。
我が家の娘は六年生になるが、いまだに俺と一緒にお風呂に入ってくれる。
まあ、これも慧一のお風呂だからこそ。
じゃないと、とっとと出るはずじゃけえの。
「ねぇパパ、サンタさんって誰も見たことないないんかね?パパは会ったことあるん?」
「どうじゃろうのぉ。でも、ああやってサンタさんの絵や画像なんかが出回っとるんじゃけぇ、会ったことある人は、居るってことじゃろう」
「ああ🤩 本当よ!!莉桜も見てみたいなぁサンタさん」
なんて、会話をしながら入った。
6年生までの楽しい夢。
中学に入れば嫌でも、サンタさんの正体は分かる。
「パパぁ 今年のプレゼント決めたよ!」
「何?何にするんや?」
「服!!」
「おお!服か!どんな服や?!」
「今年はね、英語で書くよ!」
「え、英語?!書けるんか?」
「スマホの翻訳機を使うけぇ大丈夫💪」
翻訳機ね・・・。
そりゃ書けるわな。
しかも、よりによって英語って😅
確かにあちらの国発祥なんで、考えてみればそうなんだが・・・。
「パパたちのプレゼントも、いつも一緒に置いてあるよね!靴下の中に“ゆかりのふりかけ”」
お後がよろしいようで。