慧一之水 えいちのみず

人生は一冊の問題集

「俺、今寝れんのです。誰か店買ってくれる人、居ないですかね・・・。3年休んでないし、折角貯めて注ぎ込んだ別の店も全然稼げないし・・・。今何言われても前向きになれないんです・・・。」

 

と、電話があったので後輩の店に顔を出した。

 

「健吾さんなら気持ちわかって貰えると思って、いつも俺の5年前を進んでいるから・・・。」

 

確かに俺も10年前に超どん底に落ち、これが底辺かと思ったが、その5年後には、更に底が存在した。

その時の俺も、誰も信じれない、出てくるのはマイナスな言葉、そして恨みつらみ。

 

それまでは偉そうに“岩本塾”って名の、心のお勉強的なことまでやっていたのに、落ち込んだら結局普通以下の男じゃった。吐いた毒は数知れず。

確かにその時は、自分の事で精いっぱいだった。

 

 

「もうやってられんです。何もしたくないし・・・。」

 

確かにその気持ちも分かる。

 

まぁ俺から言えること、5年前に、やっと気づき、こう考えたと伝えた。

 

【今は監獄に入っている身。娑婆に出れないのだったら本を読み漁ろう。毒を吐いたものを回収しなきゃならん。こっちの勝手で毒をまき散らして迷惑を被った人多数。そして自分から離れていった人も多数。どうせ誰とも飲みに行かない、話さないのだったら、家に籠って本を読んで読んで読んで反省して、娑婆に出た時、その得た知識を使って恩返しをしようって決めた。】

 

って伝えた。

 

「僕は出来そうにないです・・・。」

 

まぁ今は考えられんじゃろうけど、人生は一冊の問題集。何かヒントがあるんだろうし、なんかを変えるチャンスじゃない?!」

 

ってことを伝えた。

何か、どっか気づけばええけどの。

 

ってことで、うまそうなイモがあったので買ってみた😁

 

 

 

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