慧一之水
必要なものを可能な限りシンプルに、極限まで追及した慧一之水。その原液中に「水素イオン」と「電子」を封じ込め、使いたいタイミングで使用できるよう、33年かけて改良された未来の水です。保存料などは一切不使用。
※国際特許取得済み/水道水での希釈が可能で、安定かつ安全です。
商品を見る
地獄の特訓が始まった。
毎日11時に集合。
それから16時までリハ。
みんなはお疲れ!と帰宅。(ではない。みんなご飯を食べに行ったりする)
俺はというと、オーディションの時にお世話になったバンド(ムーンバード)の演奏を最初から最後まで見学。
休憩時間は裏で待機し、スティックでひたすらシャドー&曲覚え(レパートリー120曲を完コピしなきゃならんかった。)
ステージが終わり、リハが終わり、そこから俺の練習時間。
「健吾、ソウルが足らんよの〜、ここはこうやって叩かんと!」
リーダーから叱咤激励をもらうが、そこまでまだ叩けない。
他のメンバーさんたちは、個個に練習したり、お酒飲んだり、スタッフも一緒に酒飲んだり、遊んだり。
俺はというと、黙々と練習するしかない。
そして、朝方に仮眠して11時には集合しリハ開始。
だんだんと熱が入ってくる。
「違うじゃろうが!そこはシンコぺ!」
「ノリが違う!」
「そこは2拍3連!」
「カウント違う!」
「カウントのノリが違う!」
「遅い!」
「スピードが違う!」
「シャッフルになってない!」
「歌いにくい!」
「そのカウントじゃない!」
「終わり方が違う!」
「ベースと全然合ってない!」
「ピアノのリフト合わん!」
「音がでかい!」
「俺の動きに合わせろや!」
「バスドラもっと前で!」
「スネアを跳ねさせて!」
あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
頭がゴチャゴチャ🥵
リハ終了。
頭の中、ゴチャゴチャで混乱している時に、また訳の訳のわからないことを言われる🤦
「1ヶ月にゲストやることになったんでよろしく!」
「・・・。ゲスト?!」
「初めてのゲストじゃけ、頑張らんといけんけ、来週にはリストが届くと思うけぇ、覚えとってね」
リスト?ゲスト?覚える?今、まさに覚えてるんですけど、この覚えるものと違うんかい?
とそこへ、「お疲れ様〜」例のお姉さんが現れた。
「健吾ぉ〜衣装が必要じゃけぇ、今日寸法合わせようね〜。
兼吉くんのサイズじゃ合わんじゃろ〜」(兼吉君とはどうやら、前のドラムらしいな。)
「あ、了解です!」
「で、終わったら、今日は歓迎会するのでよろしくね!大丈夫よね?!」
(うわっ急なの。)
「大丈夫ですが、ムーンさんの見なくて良いのですか?!」
「今日はええよ、食べに行こうや!」byメンバー
そして到着。
マジか😱
行ったところは、生まれて初めて食べるしゃぶしゃぶという代物。
おお!美味い!!
美味しいってこういうことだよな〜。
こりゃめちゃくちゃ上手いぞ〜
「おかわりしてもええですか!!!」
「どうぞ、どうぞ、健吾、めちゃくちゃ食べるね!痩せとるのにどこに入るんね!」
段々と色んなものが見えてきた。
折れ掛けたハートもなんとか、この食事会で保たれた。
「悪いの〜あれやこれや言うて」
「時間がないけぇ、わしらも焦っとんよ」
「いや〜大丈夫です。ちょっと焦ってましたが。」
段々と色んなものが見えてきた。
田中さん(リーダー、あだ名は座長は4つ上の先輩で血の気多し)
リッチーさん(佐賀県出身。九州弁が抜けないギターマン。血の気多し)
ジャックさん(五日市出身。4つ上。A型、超几帳面)
エディさん(五日市出身。4つ上。A型。全く几帳面ではない。血の気多し)
テリー松本(島根県出身。5つ下。生意気だけど可愛い。のちに東京へ)
ジェニーさん(呉出身。生粋の日本人。だけど見えない。)
どうやら去年、伝手や何かで集められたらしい。
それから1週間後、なんとか覚えることが出来た。
そして遂に憧れのデビュー。
なんとなくしか記憶がなくて、あまり覚えていない。
とちった記憶、お客さん全く居なかったのを覚えている。
ムーンバードが連日満員で入りきれないのに対し、俺らが出る時は2、3人程度。
入ってくるや否や「あ、違う・・・。」と言って帰る人も続出。
へ〜 そうなんじゃ。このバンドはまだ人気もなくて認知度もないんじゃぁと叩きながら思ったものの、一生懸命ついていくのがやっとなので、なんとかしなきゃ!なんて偉そうなことは思えず、とにかく言われたことに付いて行くしかなかった。
続いてもええかな・・・。
この記事は note に投稿したものです。
Our Products