太田博士の独り言8 慧一之水
この当時の生成水シンノウルは電解電子機能水の1/50程度の能力しかないものを毎分1リッターしか生成できませんでした。それも生成時には同時に酸性水(+)の水も生成してしまうのです。
この酸性水は中和して捨てる必要があります。そうしないと塩素ガスが発生し危険になります。
これでは効率の良い運用ができません。
仮に1トンの生成水を作るためそれと同量の水を捨てなければならないとは大きなストレスです。
そのような無駄は省かねばなりませんでした。
私たちはこう考えました。極限まで強い水を造りそれを希釈して使ったらどうかと・・・。
安全に強い水を造るため、それまでの電気分解の理論から大きく離れることとなりました、これはまねるものが全くない未開のエリアに入り込むという私たちにとっては大きな冒険でもありましたが、長い時間を検証に割くことで何とかクリアーすることができました。
運用上最もこの水を使うのは大体50倍にしたものです。
そうであれば50倍に希釈するとなれば毎分50リッターの生成量になります。
各部に機械を備えなくとも様々なことができるようになる等、その運用は大きく広がることが可能となるのです。その他、純水を使わなければならない、機械が複雑ですぐに壊れる。等々の多くの欠点を持っていたのです。
現在の電解電子機能水はこのすべてを解決したものになっていますが、この解決の為多くの時間と能力そして資金を必要としたのです。
私がこの解決を委託された当時はこのような状況だったのです。
先に述べた日本テレビ「今日の出来事、驚異の水、奇跡の水」のスタッフはこうした状況を全て知ったうえで報道したのです。単に善意だけで報道したとは到底思えませんでした。