ミネラルたっぷりのお風呂2 慧一之水
各ミネラルの主な働きについて
よい水質の効用は毛穴から
私たちの体が必要とするミネラルはカルシウムやマグネシウム、ナトリウム、鉄、カリウムといった一般的なものから、イットリウム、ストロンチウム、バナジウムといった特殊なもの、また、スズ、ニッケル、亜鉛、クローム、金、銀、銅、チタン、カドニウムのような「何でこんなものが必要なの。」というものまで多岐にわたります。
微量であっても私たちの生命活動の維持には金や銀も必要なのです。
ミネラルは体の中でつくることはできません。ミネラルを外部から体内に吸収させる方法については次の3つの方法があります。
しかしそのためには、ミネラルはイオン化していることが条件となります。
イオン化とは電気(+)か(-)に帯電し、電気的に水とつながっていることです。
(1)小腸より吸収:野菜、植物を通じて体内に吸収
(2)呼吸により吸収:気化(水蒸気)を吸い込むことにより吸収
(3)体表面から吸収:入浴することにより吸収
今、加工食品の氾濫や農薬、化学肥料の使いすぎによって野菜は私たちにミネラルイオンを十分に供給してくれなくなっています。
今のダイコンやニンジンを放置しておくとドロドロに腐り溶けてしまいます。
昔のダイコンやニンジンを覚えている人が見たら、「エッ」と言って首をかしげてしまいます。
ミネラル一杯のお湯(水)に体を浸すと、皮膚の表面(大人で約1.7平方米・約畳一枚ほどある)の約200万個以上の毛穴からミネラルイオン栄養を吸収します。
そんなバカなという方もいらっしゃるでしょうが、現に、今から20年も前にニューヨーク・ロックフェラー・セントラル病院、旧ソ連のモスクワ中央病院が別々に研究し報告した結果があります。
飲薬、注射より、医療薬を毛穴から吸収させる方がずっと効果的であったという証明です。
そして今日のこうした医療技術は欧米の中心技術であることを忘れてはなりません。
自然をみつめて治療を行おうとする西欧医療活動、古くから優れた入浴文化をもち、かつ温泉大国日本が本来世界に示さなくてはならない技術が、逆に西欧に遅れをとった。
極めて残念だと叫んだ我国の科学者の気持ちもわかるような気がします。
しかし、まだ遅くはありません!