ミネラルいっぱいのお風呂 慧一之水
ミネラルいっぱいのお風呂
現代人は栄養失調といわれています。
タンパク質、炭水化物、脂肪は過多、不足しているのはミネラルです。
私たちの体を形づくっている構成元素54種類のうち48種類がミネラル、そのうち43種類が極微量元素です。
全体の体重の0.04%しか占めていないのに(江上不二夫博士による)私たち地球生物はこのわずかな量がないと生きていけないようにプログラムされています。
また、私たちの体のミネラル含有量と海水の存在比率が非常によく似ているということもわかっています。
私たちの本当の祖先が約30億年前原始の海の中で生まれた微生物ではなかったか、といわれる根拠の一つがここにあるのです。
たとえばミネラルは私たちの体の中で“釘”や“ネジ”のように働き、また交差点にある信号の役割を果たしています。
ミネラル不足とは釘やネジを使わずに建てられた家を想像されればよくわかるの ではないでしょうか。
具体的なミネラルの働きは次の通りです。
(1) 体内約2,700~4,000種あるといわれるビタミン・ホルモン・酵素の製造と運動(活力源)
(2) 体内免疫の維持
(3) 細胞の洗浄
(4) 血液・体液のpH調整
(5) 細胞浸透圧の調整
(6) 体内の65%以上を占める水(体液・血液)の運動活性化
(7) 神経刺激信号の伝達(痛み・かゆみ等)
(8) 化学物質(農薬等)の排泄
(9) ATPの生産
(10) エネルギーの発生・貯蔵転換
(11) 体の構造材料
等々があげられます。他にもまだまだ仕事があると考えられますが、現代の科学 では十分に理解できていないのも事実です。 ここでそのミネラルの代表的な働きと、ミネラルが慢性的に不足するとどのよう な病気を引き起すかを表にしてみました。
ミネラル不足と病気の関係について
(生体微量元素の話より)