現代農業の問題点
現代農業の問題点と題し本日から何回かに分けてお送りします。
第一の問題点
①土中には、窒素以外の91種類の微量元素が含まれている。
土中の元素を多い順に並べると、①酸素②シリカ③アルミニウム※上位3元素が土の構成の9割を占める。④鉄⑤カルシウム⑥マグネシウム⑦ナトリウム⑧カリウム
そもそも土中に無い元素が窒素です。
・窒素が無いとアミノ酸が作れません。アミノ酸が無いとタンパク質が作れない。そしてタンパク質が無いと細胞も酵素も作れないのです。
これは植物だけの問題ではなく、微生物にも昆虫にも動物にも魚にも、すべての生物に共通する事です。
②異常に吸い上げられた窒素
植物は土中に窒素が無いことを知っているので、優先的に窒素を吸収しようとします。
化学肥料を施すと、その特性により異常に吸い上げられた窒素が、葉や実の中で水素と容易に結合し、硝酸を作ります。(植物は自分の体を作るのに必要な量以上の硝酸態窒素を蓄積しても、自身には害がありません。)
この硝酸が虫や菌を呼び寄せる働きをするのです。
硝酸はニトロソアミンという物質に変化し、細胞を破壊します。