慧一之水 えいちのみず

農業の問題点!!

1 現代農業における問題点

 

a 健康な植物に菌や虫は寄り付かない。
b 化学肥料は葉や実や根の細胞を破壊して、虫や菌が生息できる環境に変える。
c 化学肥料の成分は、硫酸アンモニウムである。(NH4)2SO4
d 雨の成分は硫酸(H2SO4)であり、PM2.5の約25%はSO42-(硫酸イオン)である。
e 世界中のほとんどの植物は、化学肥料と酸性雨及びPM2.5によるダメージを受けている。
f 植物は、(NH4)2 SO4の(NH4)+(アンモニアイオン)をNO3(硝酸イオン)として吸い上げる。
g 土壌内に残ったSO42-(硫酸イオン)は水に溶けるので植物に吸収されて体内に入る。植物の体内に入ったSO42-はH2SO4(硫酸)に変化して細胞を破壊する。
h 土壌の中に残ったSO42-はH2SO4(硫酸)となって土を溶かす。土の中に窒素は含まれていないが、91種類の元素が存在する。元素を多い順に並べると次のとおりである。
① 酸素、② シリカ、③ アルミニウム、④ 鉄、⑤ カルシウム、⑥ マグネシウム、
⑦ ナトリウム、⑧ カリウム等々である。

i 植物は、もともと土壌の中に窒素が無いことを知っているので、窒素を最優先で吸い上げようとする。

j 窒素が無いとアミノ酸が作れず、アミノ酸が無いとタンパク質が作れない。そしてタンパク質が無いと細胞も酵素も作れない。

k これは植物だけの問題ではなく、微生物にも昆虫にも動物にも魚にも共通する問題である。

L 空気中の約78%は窒素であるが強く結合しているため、結合を解いてNO3としてイオン化して使うことは難しい。しかし窒素固定菌は、三重共有結合を分解してNO3にイオン化するのであるが、窒素固定菌は農作物によりそれぞれ異なっている。

トマトにはトマトの窒素固定菌がつき、キュウリにはキュウリの窒素固定菌がつき、ナスにはナスの窒素固定菌がつくという具合で、極めて効率が悪い。

 

 

m 前述したように植物が過剰に吸収したNO3は、植物の体内でアミノ酸にならずに硝酸(HNO3)に変化する。

n 硝酸(HNO3)は細胞を破壊し、虫や菌を呼び寄せる働きをする。更にはニトロソアミン
〔(CH3)2NNO〕に変化して植物細胞を破壊する。…………………… 表1参照
これが1の問題である。

o 化学肥料は2個アンモニアイオンを1個の硫酸イオンで固定して安定させている。

 

p アンモニウムイオン(NH4+)は、微生物の働きで亜硝酸イオン(NO2-)に変換され、次に硝酸イオン(NO3)へと変換されて植物が吸収できるようになる。

q 土壌内に残ったSO42-は可溶性なので植物に吸収されて体内隅々に運ばれ、H2SO4(硫酸)となり植物体内に残留する。これが再び植物細胞を破壊し、虫や菌が食べやすいように働くのである。

r 植物が吸収できなかったSO42-は、H2SO4(硫酸)に変化して土壌のpHを下げる。また土壌内に多く含まれるアルミニウムや鉄を溶かす(アルミニウム:75,000mg/kg)、

(鉄:38,000mg/kg)。

s 土壌内のpHが4.5以下(植物に適した範囲は、pH5.5 ~ 7.0)になるとミミズをはじめと
する多くの小動物や昆虫や微生物は生息できなくなる。

t アルミニウム及び鉄は、硫酸と結合してAl2SO4・16H2O(硫酸アルミニウム)及びFeSO4

(硫酸鉄)を生成する。

u Al2SO4やFeSO4はリン酸(H3PO4)を固定するため、植物はリン不足となる。

v リン酸が無ければA.T.PやDNAをつくることができないため、死に至ることとなる。
これが第2の問題である。

w 土壌内に残留する硫酸を中和する方法として、石灰等〔Ca(OH)2〕を投入している。しかし
Ca(OH)2はセメントの材料なので土を岩のように固くする。これを繰り返していると作土層
は浅くなる(作土層とは、植物が根を張ることのできる土の深さである)。
H2SO4 + Ca(OH)2 → CaSO4 + 2H2O(中和)
植物は最低でも約50cmの作土層が必要であるが、一般的な作土層は15~20cmより浅い。

これが第3の問題である。

石灰の散布

 

 

x 植物が硝酸イオン(NO3)を吸収し過ぎないように塩化カリウム(KCl)を土壌に撒く。KClはK+(カリウムイオン)とCl(塩素イオン)を基につくられる中和塩なのでNO3 + K+ → KNO3(塩化カリウム) となり、これ以上植物がNO3を吸収しなくなる。しかしK+を固定するために使ったClが土壌内に残留することとなる。Clは可溶性なので植物は簡単に吸収することができる。

y 細胞内に吸収されたClは、水と置換して細胞内の水を動かないようにする。これにより細胞は酵素やビタミンやホルモンをつくることができなくなるため植物は死に至る。また残ったClはH+と結合してHClとなり細胞を破壊する。

z 土壌内に残留したClは、HCl(塩酸)となって土壌のpHを酸性化させる。
これが第4の問題である。

 

硫酸(H2SO4) +カリウムイオン(K+)=硫酸カリウム(K2SO4安定
硫酸イオン(SO42-)+カリウムイオン(K)=硫酸カリウム(K2SO4安定
硝酸(HNO3) +カリウムイオン(K)=硝酸カリウム(KNO3) 安定
硝酸イオン(NO3) +カリウムイオン(K)=硝酸カリウム(KNO3 )安定
塩酸(HCl) +カリウムイオン(K)=塩酸カリウム(KCl )安定
硝酸イオン(Cl) +カリウムイオン(K)=塩酸カリウム(KCl )安定

α 酸性雨の正体は硫酸(H2SO4)である。PM2.5の25%はSO42-(硫酸イオン)である。これらが問題を大きくしている。
これが第5の問題である。

β 不健康で強くない植物には菌や虫が大量に寄ってくる。菌や虫は植物を食べることで窒素を得ると共に植物が光合成によってつくり出す電子と水素イオンを得るためである。現代農業は、菌や虫から農作物を守るために殺菌剤、殺虫剤及び除草剤を散布する。殺菌剤、殺虫剤及び除草剤は、植物に残留して私たちや動物の体内に取り込まれる。放牧されている牛や野生動物は殺菌剤、殺虫剤及び除草剤が散布された農作物は決して食べない。何故ならば、そのような農作物を食べると死に至ることを知っているからである。しかし私たち人間は、日常的にこのような有害な野菜を食べている。これでは肉体及び精神共に不健康になる。
これが第6の問題である。

γ 最近の農学における最大の誤りは、農業学者がこの事実を知りながら公表しないことである。 農業学者は何を恐れているのだろうか ?

これが第7の問題である。

 

追記
昔から5色の食文化といわれている赤色、白色、緑色、黄色及び黒色のものをバランスよく食べていると病気に罹らないといわれている。中華料理はこの5色の野菜をとり入れた典型的なもので、野菜を中心に肉や魚でバランスよく構成されている。しかし中国人の1億2千万人以
上が癌で苦しんでおり、また1億8千万人以上が糖尿病で苦しんでいる。この最大の原因は、殺菌剤、殺虫剤、除草剤が残留した野菜を毎日食べているからではないかと思う。

東京都が発表した青果物中の硝酸塩の含有量【表1】

 

以下 硝酸塩の恐ろしさを

 

現代農業の問題点と解決策 | 一般社団法人 地球環境改革再生機構Ⓡ (global-er.net)

コメントは受け付けていません。

特集