枠を撃った体❸
彼はここに登場するとは夢にも思ってないだろう😅
再び、筋トレに通い始めたのがおおよそ2年前。
「お久しぶりです、健吾さん!元気にしてましたか?!」
「おう、元気、元気!」
と、挨拶したものの・・・久しぶりに会った彼に覇気を感じなかった。
というより、マッチョな感じがしなかった💦😣
トレーニング中は、あーでもない、こーでもないと話しながら行う。
「健吾さん、陰謀論とかどう思います?!」
「ほんまにあることじゃない?!」
「ですよね?!」
「ですよ!」
「いやー健吾さんとそんな話が出来て嬉しいっす!
話変わりますけど、前のトレーニングの時、ビットコインの話を聞いたじゃないですか!
あの時にやっておけば良かったって後悔してたんです。だから今、やっとコインに手を出してます🤩」
と言いながら、彼は去年、取引のミスで300万失った😩
やれやれ🤦 暗くなるからここから本題に変えよう😅
本題まで長ぉなりまして🙇🏻
「ところで健吾さん、枠打ちました?!」
「いんや打ってない。家族全員打たせてない」
「ですよね・・・」
「どした?!」
「実は、3回目を打った時に夜中にえらい心臓がおかしくなって、不整脈というか心臓がおかしな動きというか」
「心筋炎か?!」
「そうです。あまりにもしんどくて病院に行ったら医者に枠打ちましたか?!って聞かれ・・・。」
「はぁ😖マジでか?!死ぬ一歩手前じゃん!」
「で、やっと落ち着いてきた感じです。」
「それが行き過ぎると死ぬんだろうな」
「若者が結構心筋炎になってるみたいですね」
「重症じゃの。デトックスした方が良いぞ!」と、こんこんと説明し慧一のお風呂を促した。
でも・・・彼は頑なに慧一のお風呂に入らない😖
ま、お客様一人ひとりに付き合っていたらキリがないからね。その気持ちもわかる。
ってな感じで、リスタートした時に話をしていたんだが、去年末の話。
「健吾さんごめんなさい、体調が優れないので休ませてください」
「了解、俺もちょっと体調崩しているから丁度良かった。治ったら教えて!!」
これが、最後で年末を迎えた。
しかし年明けても、彼から連絡がなかった・・・。
心配だったが、ようやく連絡があり、筋トレ再開。
「体調どう?!楽になった?!」
「健吾さんはどうでしたか!?」
「俺は多分疲れか何かかな、胃腸に来た感じ。
熱が8度7分ぐらいまで上がって節々の痛みと頭痛との戦い。
2日間寝たら治ったよ。あとはお風呂にしっかりと浸かって。
違う意味で寝正月😂」
「そうだったんですね・・・。実は僕は肺に水が溜まって😖」
「なんと?!」
「咳が止まらず、また心筋炎の症状が出て😖
肺に水が溜まったようで、上の方まで上がって来たんです。
上がりきって呼吸が出来なくなったら、やばかったようです。」
「やばいじゃん・・・。それってめちゃくちゃしんどそうなの。」
「枠は絶対にダメです!健吾さん、お子さんに打たせたらダメですよ!
分かってますよね、てか、打つ前に健吾さんと再会してたらなぁ・・・。」
「ほんまよの・・・。でもタイミングじゃけえの。何があっても、うちは絶対打たさんよ。」
「ですよ、何であの時打ったんだろうって。
めちゃくちゃ後悔してます😭
この先、いつどこでまた発症するか分からないし。
死ぬまで付き合わなきゃいけないのか・・・。
爆弾抱えてるようなもんです。」
(慧一のお風呂入った方がいいぞ!って出かけたけど一度伝えているから、そこまでしつこくは言わないようにしている。ただ、一回入ってもらうことも考えている。しかし、傾向的にプレゼントした人は、入らない方が多いのも事実。興味がないものを渡してもなぁと葛藤中。)
ま、元気に戻ってきてくれたからホッとしている。
こういったことが巷では起こっているんだろうなと思うとゾッとする。
枠を撃ったら爆弾を抱えているのと同じ。
いつ爆発するか、それは時限装置のようなもの。
不発で終ってくれればいいが・・・それは人それぞれだと思う。
今、たくさんの方が亡くなっている。
しかし、それが枠のせいだとは信じていない。
毎日、誰かには慧一之水を伝えている。
「慧一のお風呂入った方がいいですよ!」
「入ってみたけど分からなかった。昔から使っている入浴剤があるから!」
「大丈夫!半身浴してるから!」
「気になったら入るよ!」
慧一之水の偉大さが分からない人は一生わからないのだろう・・・😖